ジャズピアニスト Nori OchiaiのBlog

音楽、その他を通して日々感じる事や活動状況。

ニューヨークでの人種差別的経験について


最近も冗談では済まないアメリカでの事件が記憶に新しいですが、トニーさんの自ら海外での経験を踏まえて、ニューヨークでどんな人種差別的経験があったのかを質問してくれたので、自分なりの経験をお話させていただきました。


引き続き自分の鈍感さについて、そして勿論差別はとても残念な事ですが、果たして100%悪い事しかないのか? 何で今日に至るまで無くならないのだろう? 思う事をお話しました。

レッスン関係2

あらゆる相談といっても、「下着のサイズが合わないけど、どうしたらいいのか?」なんていうご質問には応じかねます。
 
それでもあえて無理矢理ジャズ的にお答えさせていただくと、緩めをお薦めさせていただく事になります。その方がスイングはしやすくはなるとは思うので、、、 
Nori Ochiai Lesson

3月 Schedule

3/6 昼
吉祥寺 MJSMILE
Jazzセッション Nori Ochiai (Pf) open・start13:00〜16:00 
参加費:¥2,000+2オーダー リスナー¥1,000+2オーダー 
https://www.mjsmile.com


立川Jesse James 6:00pm
鎌倉 淳 alto sax Quartet
鎌倉 淳 alto sax Nori Ochiai piano 古谷悠 bass Jun Saito drums
http://jessejames-tachikawa.music.coocan.jp/index.html 

3/9
俺のグリル&Bakery 大手町
sax 太田剣
http://www.oreno.co.jp/restaurant/ 

3/20
吉祥寺 MJSmile 4:30pm 
鎌倉 淳 alto sax Quartet
鎌倉 淳 alto sax Nori Ochiai piano 古谷悠 bass Jun Saito drums
https://www.mjsmile.com 

3/28
大宮アコースティックハウス 3:00pm-6:30pm
jam session 

http://acoustichouse-jam.com 


 

2月 Schedule

2/4
俺のフレンチ横浜
sax 太田剣
http://www.oreno.co.jp/restaurant/ 

2/6
吉祥寺 MJSMILE
Jazzセッション Nori Ochiai (Pf) open・start13:00〜16:00 
参加費:¥2,000+2オーダー リスナー¥1,000+2オーダー 
https://www.mjsmile.com

2/11
新所沢 nave 17:3020:00  
jam session 
Nori Ochiai(p)
林正男(b)
林伸一郎(ds)
http://studionave.wix.com/nave
080-3029-2162
04-2996-0077


 2/23
立川Jesse James 4:00pm-6:30pm
鎌倉 淳 alto sax Quartet
鎌倉 淳 alto sax Nori Ochiai piano 古谷悠 bass Jun Saito drums
http://jessejames-tachikawa.music.coocan.jp/index.html 

2/28
大宮アコースティックハウス 3:00pm-6:30pm
jam session 

http://acoustichouse-jam.com 

レッスン関係1

世界に通用するために必要なもの(訓練すべき事など)は知っているつもりです。それをどこまでできるか、どこまでの精度で身につけられるか、それはあなた次第、その人次第という事になると思います。 勿論自分も同じで、生きているうちにどこまでできるか、という勝負です。

Nori Ochiai Lesson
 

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色々突っ込んだ音楽、NYのお話、ユニークなリズムトレーニングなど、テキストや本には載ってない、他では聞けない様な話を中心に、更に更にお送りしていきます。

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オチアイ ノリヒサ

親の親

改めて、最近あまり聴いてなかったあたりのチックを聴いてると、思った以上に覚えのあるアイデアもあるな。多分、チックの後の世代のミュージシャンから自分が影響受けたつもりだった大元の部分なのかもしれない。

大変僭越だとは思うけど、音楽の影響として親の親で、おじいさんの言葉のような気にさせられる瞬間もあるな。音楽って、特にジャズはそういう風に伝えられていく、伝えていく文化なのかもしれない。テキストの無い言語みたいな感じなのかな。

凄い演奏家って?/ 一流を目指すなら本物に触れろ!


「子供を一流にしたければ、何でもいいから本物に触れさせろ!」なんて言葉もありますが、何故でしょう? 自分が身体で感じた本物について、途中夢の中のお話 4:13 (信じるか信じないかはあなた次第) も交えながらお話させていただきました。

 

Chick Corea

正直なところChickの音楽は自分には難しい。

今更言うまでないけれど、およそ現代のトップジャズピアニストで全く影響受けてない人はいないのではないか、と思わされるような存在。

最近では、コロナ渦の中、SNSで演奏する健在な姿を観ていたし、全く理解できない気分です。その動画では、モーツァルトなどのクラシック曲を部分的に弾いたりするシーンもあったけれど、意識してクラシック風に弾こうとしている感じでもなく、ただ素朴にそのまま弾いてるのが、やっぱりジャズ奏者、チックコリアのタッチだな、と思わされて、それがクラシックとして正しいとか好きとか関係なく、ありのままの感じに耳を引っ張られたのが、たったつい最近の事でした。

もう10年位前でしょうか、NYでライブを観て、その時は身体がかなり大きくなられていて、アドリブソロも軽く2、3コーラスをリラックスしながら、という雰囲気で、楽しく心地良い音ではあったけど、少し心配にもなったりしてました。そして、その後は逆に急激に痩せられて、それが健康のためだったのか、などと勝手に思ったり信じてました。

そういえば確かそれはNYのBlue Noteだったけど、その晩がChickで、奇しくも昼間に同じステージでライブやってたのは、先日旅立ってしまったJuniorで、両方観たんだ。今頃一緒にピアノで音で遊んでるんだろうな。


ジャズを聴き始めた頃に聴いたこのAcoustic BandやソロピアノアルバムのExpressionsのインパクトが自分の中ではずっと強い。



この Green Dolphin StreetやSophiscated Ladyは特に曲のキャラクターもはっきり伝わってきつつ、全く世の中の何処にも存在しないものを魅せられ、まるで部屋の壁が全部取っ払われて、その空間が宇宙と融合してしまうような、そんなイメージです。そして当時何も分からないながらも、お水やワインなど、様々な高級というか上質な物に共通するような匂いだけははっきり感じてたと思います。

自分にとってChick Coreaはジャズというイメージ以上に、何故かピアノという方が強いです。そして今までの自分の知識、経験で分かる頭で聴けば、凄いヒップな、えげつない、斬新なアイデアの連続なのだけど、身体で聴くと、いわゆる多くのジャズに感じるダーティーさ(あくまで自分の勝手な言葉選び)はあまり感じなく、音色がそう思わせるのか、むしろとてもクリーンで、まるで子供達におとぎ話でもエンドレスに聴かせるような、ピュアで美しい天使、そんな印象すら持ってたと思います。そんな自分の感覚が正しいのか、おかしいのかは分からないけど、そんな風に感じさせられるジャズアーティストは他にいないのは間違いないです。

今、久しぶりにこのAcoustic Bandを聴いてるけど、今聴いても全く変わらないその当時の自分の心のムードがはっきり思い出されます。ベースのPatitucciのソロ中での解放弦Eボーンと何度も鳴らすニュアンス、とか昨日の事みたい。もう何十年も経っているのに全く新鮮さが褪せる事のない響きです。


そして最近の演奏ではこの演奏が強く心に残ってます。

メンバーの音楽的キャラクターも強烈すぎる、、、
メンバーの楽しんでる、全てを賭けてる、冒険してる、音の会話で遊んでる、喜んでいる感などが半端なく、涙無しに観れない。


子供の様な瑞々しいChick、同じく子供の様に素直に正直にどんどん興奮していくRoy Haynes、その真ん中で2人を見守りながら時に笑っちゃったり苦笑いしながら、刺激を受けながら支えるChristian Mcbride

8:05過ぎ辺りからChickのクロスリズムのコンピング攻撃があり、それが収まると8:25あたりから、コンピングをやめて見守り、バンドはコードレス状態へ。

まるで宇宙と交信でもするかの様ないつもながらの独自の世界で前後に揺れながら時に飛び上がりながら、ひたすらKenny GarretのプレイをするKenny Garretをただただ楽しんで見つめるChick。その光景を写しだす9:40あたりのカメラワークは素晴らしく、その絵自体が本物のアーティストを伝えるアートになってしまってる。

一体ChickはKennyは何処を、何を観てるのだろう、何処に向かって話しているのだろう?常人には想像できないけど、とんでもない事が起きてしまってる事だけは分かる。

ストーリーは何処までも続きそう、、、
10:02 もう(凄い意味で)呆れて笑ってしまってるChick

10:06でベースがペダル(コード進行通りの音でなく、同じ音を続ける)になった瞬間にChickが戻ってくる。 Kennyのストーリーが更に、、、 そのドラマ、緊張感、高揚感に耐え切れず最年長Roy Haynesも更に爆発! 

10:46の辺りで、もうKennyの音とかフレーズとかどうでもいい、関係無いステージに行ってしまった。もうSaxはただ叫んでるだけでもいいし、声は擦れててもいいし、ただ炎が燃えてしまっているのが止められない状態。ここからの数コーラスはいつも涙無しには観れない。

ChickとRoyのコンピングはもう行くしかない状態で、このテンションの中で淡々と涼しいコンピングは不可能。Christianも重音を連打したりして、全員ができる事は全てやってる感じする。

11:26でKennyが所謂理論的には外れてしまってる音をロングトーンで伸ばし続ける。堪らずピアノとドラムが応戦。

11:36でKennyが最後にロングトーンでフェイドアウトしていくところで、まだピアノとドラムはまだテンションのきついコンピング。一度炎が激しく燃えてしまうと簡単に消す事は出来ないし、高速で走る車も急に止まれない。それと同じ事がステージ場で起きてしまっていて、あれだけのエネルギーが発生してしまっているとすぐに収める事は出来ない。

音楽が強烈にピークに達したところでRoy Haynesのドラムソロへ、、、
11:50のところで、「ちくしょう、何て事しやがる」という表情で Royが後方のKennyを見つめ、一旦前向いてもう一度振り向き「Mother ○ucker!」と言ってる(様にしか見えない。当社調査)

その後永遠と激しいドラムソロが続くけど、おそらくもうRoyは何も考えてないだろうし、自分で何やっているかも分かってなく、魂だけが勝手に身体動かしプレーしてる様な状態なのではないだろうか。よく格闘家がふらふらで、後から何も覚えてない様な状況でも勝手に身体が動いて戦い続ける様なシーンがあるけど、それとも似てる様に自分には思えます。

15:27 モチーフを強く繰り返す様なソロが終わったと思うと、まだ終わってない、終われな、、、、、
メンバーと握手。Christianは2回Royの手を叩き、3回目でShake Hands。感動的な映画のエンディングみたい。

Royが水を飲んでも、足をストンプしても、Chickの笑顔が、、、もう誰が何をしても全てがアートになってしまってる。

やっとリズムセクションが定位置に戻り、拍手が止まらず、、、
ChickがRoyを紹介、メンバーが紹介し合う。

ChristianがChickを紹介したところで、「Winner!」と言ってChickの左手を挙げる! と、
Chickが右のボディをChristianの豊かなお腹に打ち込み、一瞬ぐらつかせる!
スクリーンショット 2021-02-14 18.24.33
天国でもきっとこんな感じでずっと笑い続けてくれる、スイングし続けてくれると思う。

Christianが「The Real Kenny G」

そしてKennyが最後にみんなを紹介して、「Merci beaucoup!
そうかフランスなんだ。Chickが「Thank you all!」

疲れた、、、 
やっぱり気楽なBGMでは無く、色々なものが深く重く載っかっていて、多くの事がハプニングし、多くのメッセージが投げかけられ、観ているだけでも集中力、緊張を強いられる、手に汗握らされる、油断できないし、一緒に戦ってるような気持ちにさせられてしまう。

分かっていても、いつ観ても、この演奏観るとぐったり疲れ消耗してしまう。本物のアートってホント凄い。





すみません、ちょっと夢中になってしまい、まるでプロレス、格闘技の実況みたいになってしまいました、、、が、

ステージの最後の瞬間まで音楽になってしまっていて、本物のアーティスト達が本気で命懸けで演奏するとどうなるのか、という音の真実が伝わってくる。

改めて、ずっとずっと心に残る沢山の宝物をありがとう!


最後に自分にとってのChick Coreaに話を戻すと、
やっぱり、今も難しく分からない事だらけです。多分Chickの魅力、凄さの数パーセントも理解できてない、楽しめていない、とは思います。

ただ、嫌い、とか興味が無い、ではなく、難しい、という表現になるのは、将来もっと耳が良くなれば、今より彼の凄さ、魅力、面白さを感じる事が出来て、もっともっと感謝できる様になる日が来るかもしれない、とちょっと傲慢かもしれないし、勘違いかもしれないけど、希望的観測、気持ちを含めそう感じます。

Thank you so much for all your great works!   

Rest In Peace, Mr Chick Corea

好みのスタイルと、音楽の良し悪しは別の話 (後編)


当たり前ですが、どんなスタイルでも良いものとそうでないものは存在するでしょうし、逆に言えば、良いかどうか、とスタイルは全く関係無い、と自分は思ってます。

こういうスタイルが良い音楽です、みたいにミュージシャンが思ったり発言できてしまう事は残念だなと感じます。

よりオープンマインドなミュージシャン、リスナーが増えれば増えるほど、日本のジャズ文化もより楽しく豊かになれるかもしれない、と思います。
プロフィール

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