ジャズピアニスト Nori OchiaiのBlog

音楽、その他を通して日々感じる事や活動状況。

本気で戦ってきた人間にしか流せない涙だから重いしかっこいいのだろうな。

那須川天心vs武尊 THE MATCH 2022

タケルの涙は重かったな。
日本人同士であそこまで世間を巻き込んだ試合って、、、
辰吉vs薬師寺に匹敵するくらいじゃないかな。思い出さされた。

自分にとっては両選手共に勝者で敗者がいない試合で、ああいった試合になると、勝敗とか技術とか、もうどうでもいいし関係なくなってしまう。何よりそこに拘って命賭けて挑んでいるのだろうけど、受け取る側にはどうでもよくなってしまう。

ジャズでも、凄いものに圧倒される時は、もう音色とかフレーズを聴いてるわけじゃない、もうそんなのどうでもいいし何でもいい、って思わされるのと似ているもかも。

命賭けて追及してきた事がどうでもよくなってしまう。どうでもよくなる、というステージに到達するために必要なのだろうか? 捨てるために身に付けなくてはいけないものもあるし。自分にとってはそういうものが本物のアートなのかな。

6/18 五反田 Cantilever Cafe Yanagiya



6/18土曜日は
Cantilever Cafe Yanagiyaでハワイ出身のジャズシンガー、KEIと初共演です。
先日少しリハーサルしましたが、アメリカンジャズのフィーリングが強く伝わってきて、コミュニケーションや演奏が自然に、楽にできる気がしました。

日本では特に本格的な男性ジャズシンガーはほぼ皆無に近いくらいではないかと思われるので、とても貴重な存在です。自分のスタイルとはかなり遠い、華やかなショー的なエンターテインメントなスタイルの歌かもしれないですが、そういうところも超えてアメリカンジャズというリンクを頼りにいい音楽を作る事ができるのではないか、と思います。是非本格的なジャズヴォーカルを、居心地良い Cantilever Cafe Yanagiyaでお楽しみください!

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6/18
五反田 Cantilever Cafe Yanagiya  7:00pm

KEI vocal
Nori Ochiai piano
http://www.yanagiyacafe.tokyo/ 

凱旋7周年?ありがとうございました

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改めまして昨晩はご観戦ありがとうございました!
皆さまの熱いサポートのおかげで、素晴らしいメンバーと最高の音経験をさせていただきました。

今回のスペシャルゲストのギタリスト天野清継さんとは、何と約20年ぶりで、その時自分は違う楽器を弾いてましたし、ジャズでもなかったのですが、色々なものや時間を飛び越えて、またこうしてご縁をいただけて再会、共演させていただける、という事は何とも幸運で有難い事ですし、生きてると色々な不思議や面白い事が時折起こるんだな、と思わされます。

内容もとりあえず自分の好き勝手を提案してご意見をいただこうと思ったら、あっさり全て喜んで受け入れてくださり、個性的なセンスとカラーでステージを華やかにしてくださり、素晴らしいプレーと音楽に向き合われる純粋な姿勢に惹かれ、勉強させられました。

BrentとGeneも説明の必要無い強烈なプレーで、こちらも好き勝手遊ばせていただく事ができました。容赦無いプレーをさせようと容赦無く圧、熱を送ってくださるお客さまもいらっしゃって、どんどん盛り上がっていく事ができたと思います。


そして演奏終了すると、何と、

先月試合したばかりの東洋太平洋バンタム級王者の
栗原慶太選手がステージに! 
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パンチのディフェンスは苦手なのでどうしようか、と思っていると
今度は、先日引退を発表されて話題になっていた武藤敬司選手も登場!IMG_0975
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ちなみに会場には何とニューヨーク、マジソンスクエアガーデンでグレートムタの試合を観戦した事もあるというプロレスファンも偶然いらして、色々運命の瞬間でした。

ちなみに子供の頃に、武藤さんがアメリカ修行から戻り、新日本プロレスのマットに華々しく凱旋帰国デビューされた時のシーンをテレビ中継で観戦し、ずっと鮮明に覚えてますが、その武藤さんが何十年後の自分の凱旋記念ライブにいらして祝ってくださり、何とも感慨深かったです。人生って不思議です。

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おかげさまで、お笑いと格闘技とジャズの、楽しく幸せな空気に包まれた最高のライブになりました。



そして最後に、
まだまだ自由に安心して色々活動出来ない日々が続く中、ご来場くださった皆さま、メンバー、ゲスト、お店のスタッフ、関係者の皆さま、全員が無事に健康でこの日を迎えてくださり、体調不良でのキャンセルの方もいらっしゃらず、予定通り開催出来た事に深く深く感謝させていただきます。

以前の当たり前は当たり前でなくなり、つい当たり前になってしまいがちな事に感謝する事を、このコロナ禍に改めて教えられる気がします。

またお互い元気に健康でお会いできる事を願ってます。

ありがとうございました!

 

6/15 sold outになりました

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おかげさまでsold outになりました。ありがとうございました。
ご予定いただいてる方はよろしくお願いします!

またビギナーになっちまった、、、

また久しぶりの環境で演奏させていただいたら、コロナ禍初期の1ヶ月以上ぶり位に人と人前で演奏した時みたいな完全ビギナー状態になってしまった、、、

シンガーとのギグ

最近、シンガーとの演奏を聴いてくださった、先輩ミュージシャンが「インストでは色々やってるけど(汗)、シンガーのコンピング聴くと、あ、ジャズ好きなんだ、って思うよ。シンガーとのギグもどんどんやったらいいと思うな」と有難いお言葉をいただき、色々思ってたら、そんな機会が自然と?急に?増えてきた。たまにこういう不思議な事起こる気する。

Kamalが色々頼んでくれているのかな?
Kamal Scott
 

6月 Schedule

6/3
大宮 アコースティックハウス 7:30pm-10:30pm
jam session 
http://acoustichouse-jam.com   

6/4 昼
吉祥寺 M.J.SMILE  12:30pm〜4:00pm   
ヴォーカル中心のJam Session
Nori Ochiai piano  佐久間高広 bass
https://www.mjsmile.com    

6/4 夜 
五反田 Cantilever Cafe Yanagiya  7:00pm
Mari Perez vocal
Nori Ochiai piano
http://www.yanagiyacafe.tokyo/ 
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6/10〜6/12
みうらまちこ ヴォーカルワークショップ


6/15
四谷 SOUND CREEK Doppo  open 6:30pm  start 7:00pm 
Nori Ochiai piano
Brent Nussey bass
Gene Jackson drums
< Special Guest > 天野清継 guitar
https://doppodoppo.wixsite.com/soundcreekdoppo
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6/18
五反田 Cantilever Cafe Yanagiya  7:00pm
KEI vocal
Nori Ochiai piano
http://www.yanagiyacafe.tokyo/ 
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6/22
立川 Jesse James 7:00pm
Nori Ochiai Trio Rhythm Challenge 
古谷悠 bass
安井鉄太郎 drums
http://jessejames-tachikawa.music.coocan.jp/index.html 2140CF8E-615B-47FB-9C3C-A3659A2C6A29


6/25
麻布十番 トミジャズ  1st 3:00pm  2nd 5:00pm
天野昇子 vocal
Nori Ochiai  piano
東京都港区麻布十番2-8-3 3F
03-3454-5566

6/26
藤沢パタカラカフェ 1st 2:00pm  2nd 4:00pm
天野昇子 vocal
Nori Ochiai  piano
sold out (キャンセル待ちのみ受付)



7/1
吉祥寺 M.J.SMILE  open:7:00pm  start:7:30pm
天野 昇子 (Vo)
Nori Ochiai (Pf)
Brent Nussey (B) 
https://www.mjsmile.com 
Shoko Amano Trio 2022.7.1 brownのコピー



 

お勧めのシンガー(華がある選手、を受けて)

主に若い女性シンガーを応援していると思われる方達に、「お勧めのシンガーはどんなシンガーですか?」と聞かれる事があります。

テーマが大き過ぎて、具体的に話し始めたらどのくらいの時間かかるか分からないし、本場で本物のジャズをある程度の年月かけて身体で感じていった事、理解していった事を簡単にポッと口で説明する事は難しい、というか不可能だとは思います。

ただ、よく分からないけど、より自然なジャズ、本格的なジャズを聴きたい、知りたいという方に対してなら、簡単に言える事が一つあるな、とは思いました。

それは、

5年,10年位の短い時間では、ジャズに聴こえる様なものを歌うというのは相当難しいのではないか、という事です。


なので、よく分からないとしたら、20年、30年、もしくはそれ以上の年月、真剣に追求していると思われるシンガーの中で探す方が確率は高いのではないかと思います。

綺麗な声、ピッチなど、正確に歌うだけでも大変な事かもしれないけど、更にジャズのリズム、フィーリング、テイスト、英語を身近な自分の言葉にする、などなど、気が遠くなるような道のりで、とても4、5年程度で形にできる様なものではないと思います。バカにするとか偉そうという話ではなく、普通に考えて当たり前だし、真剣にやっている人なら誰でも思う事なのではないでしょうか。

ある意味では楽器弾くより遥かに難しい位ではないかと思うけど、何故か巷には最近ジャズ歌い始めたばかりです、というシンガーと実力、キャリアのあるメンバーでのバンドのライブというのが溢れてます。本当は難しいはずだけど、感じない人には寧ろ楽器弾くよりも簡単で、できている気分になり易い、という事なのかもしれません。逆に始めて間もない楽器奏者が実力者ばかりのメンバーでのカラオケ的ライブ、という光景は殆ど見ないのではないかと思いますが、何とも言いようがないです。

当たり前ですが、難しさを感じなければ上達は難しいのかな、と思います。

素晴らしいジャズシンガーの方達はキャリアの浅い頃にも、勿論そのセンスや才能の片鱗は見せていたのでしょうし、確かに中には若くて素晴らしいシンガーもいるでしょう。でも、あまりよく分からない場合なら、長年のキャリアのある方達の中で探す方が確率は遥かに高く簡単ではないかと思います。

”簡単” という言葉はちょっと引っかかりますが、上手い適切な表現が見つからなくて、すみません。


ジャズを歌うための基本的なツールをかなりの次元で手に入れたていたとしても、そのシンガー生き方、人生などに共感できないと、リンクするところが無かったら何も響かない可能性もある。勝負を避けてばかりだったり、自分だけの人生を生きてこなかったらそういう歌を歌うのは難しかもしれない。

全てを兼ね備えた様な魅力的なジャズシンガーだったとしても、聴き手との相性によっては何も響かない可能性さえあると思います。

歌も、ピアノもしくはギターも未熟で、あまり人生経験も豊富でないシンガーソングライターのライブで何も感じれない、という事はまず無いのではないかと思うけど、上記の様なもの全て持ったジャズシンガーのライブでも何も感じれない、という事は大いに起こり得ると思います。


それがジャズの難しさでもあり、だからこその、心に響いた時の凄み、魅力、奥深さに繋がる部分でもあるのではないか、と思います。


ネガティブに捉えられてしまうかもしれないけど、何でジャズを楽しむ事が難しいか、についてはまた触れてみようと思います。 なにかとすぐに「見たくれがダサい、いい格好して見た目で惹きつけろ」みたいな、音楽の本質と離れた事だけしか言わない、言えない人もいますが、そんな簡単な下らない話ではないです。
 

6/4 Cantilever Cafe

前回とても楽しかったけどCantilever Cafe、再び出演させていただきます。
初めてお店に近付いた瞬間に、直感で普通ではない事に気付いたけど、そこは日本ではない、何だかブルックリンか何処かにいる様な錯覚に陥りました。

是非よろしくお願いします!
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