自分の好きな音楽の話はあまり軽くしたくないけど、 これはやられた、、、
まるで、
時間が止まって、温度感も無い世界。
人々の叫び声も聞こえない、音の無い世界。
苦悩の表情はどこにも無く、みんなが穏やかに微笑んでる。
まるでそんなような完全な別世界に連れていかれる。
瞬時にスクリーンの前の空気が変わってしまう。
もの凄い緊張感で息も苦しい、、、
できるかぎり音に集中する事を強制される。
とてつもなく精神年齢の高い音楽。
3人共、まるで最高の役者みたい。
真実だけを演じる役者。全ての瞬間の表情が音に裏づけされた本物の表情で美しくアートになってる。
多くのジャズジャイアンツ達がいた頃、1940〜60年代に生きてたら幸せだったのかもしれないけど、こういうGiladみたいな天才の演奏に触れると今の時代に生きていて良かったとさせ思わされる。
何回も聴いてると、つい無意識にリズムやハーモニーとかアナライズしそうになってしまうけど、やっぱりこういうのは、ずっとずっと、ド素人の耳で聴いて感じていたい音楽。