ジャズピアニスト Nori OchiaiのBlog

音楽、その他を通して日々感じる事や活動状況。

2016年09月

Kotomi 3 on 3

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今日の、No Birdでのドラマー佐藤ことみさんの3 on 3 強烈でした。
自分はボロボロ過ぎで、情けない、申し訳無い、悔しかったけど、みんな凄すぎて気持ち良く、そんな自分のダメな事は関係無く楽しかった。反省はするけどまたポジティブに頑張る。
 

俺のフレンチTOKYO

今日は、お隣の俺のフレンチTOKYOに出演されていたクラシックピアニストの森永康夫さんの演奏を少し聴かせていただけました。プーランク、ドビュッシーなどの選曲、演奏スタイルなど、その場の空気にとても自然に溶け込んでいて、贅沢な空間でした。

先日は一度共演させていただいた、シンガーソングライターの島田のぶひろさんのステージを観せていただきましたが、 やっぱり思った通り、いやそれ以上にお人柄の伝わってくる、優しく温かい音でシンプルに幸せな気持ちになりました。

長年音楽やってきて、自分にも多少の知識はあるのかもしれないけど、でも純粋に音楽聴く時はやっぱりそんなの全く関係ないな。難しい事、話はどうでもよくて、ただ気持ちいいかどうか、心地良いかどうか、何か感じさせてくれるかどうか、それしかあまり大事じゃないと改めて感じさせられました。


お二人のように様々なジャンル、スタイルの素晴らしいミュージシャンが数多く出演している”俺のレストラン”はやっぱり現実離れしたた非日常空間、素晴らしい舞台だと思いました。自分も頑張ろう。







 

10月 schedule

帰国した当初は、初めまして、初共演の方も多かったですが、気がついてみると大分共演回数も増えてきたミュージシャンの方々も多くなってました。自分自身、その都度色々なテーマがあってとてもやりがいを感じます。改めて、今月も素晴らしいプレーヤーの方達との演奏機会を多くいただき感謝です。どこかでお会できるのを楽しみにしてます!



10/1 
イオンモール幕張新都心 6pm、7pm、8pm 各30分ステージ
鎌倉淳 alto sax  高木遊馬 bass
http://makuharishintoshin-aeonmall.com/news/event

10/2
俺のイタリアンTOKYO
愛田美樹 vocal 
http://www.oreno.co.jp/restaurant/

10/4
俺のフレンチYOKOHAMA 
Kei vocal
http://www.oreno.co.jp/restaurant/  


10/5
渋谷 KO-KO   8:00pm
安井鉄太郎(Drums)Quintet
竹内直(Ts)山口友也(Tp)座小田諒一(Bass)
http://members3.jcom.home.ne.jp/jazz.ko-ko/ 


10/8 昼
関内 A.B.SMILE  3:00pm
横浜 JAZZ PROMENADE
安井鉄太郎(Drums)Quartet
竹内直(Ts)Nori Ochiai (Piano)  座小田諒一(Bass)
http://absmile.jimdo.com

10/8 夜

銀座 No Bird. 7:00pm
原ゆかり Birthday Live
原ゆかり(vo) ノリ オチアイ(pf) 寺尾陽介(b) 小泉高之(ds) 原とも也(gt)
http://www.no-bird.com

10/9
俺のイタリアンTOKYO
Nori Ochiai piano  山本裕之 bass 長谷川ガク drums  
 
http://www.oreno.co.jp/restaurant/

10/11
俺のイタリアンTOKYO
石川早苗 vocal
http://www.oreno.co.jp/restaurant/

10/12
渋谷  KO-KO   8:00pm
塩崎浩二『Under The Sun』
塩崎浩二(G)5 大堀博士(Sax)Nori Ochiai(P)佐久間高広 (B) 林伸一郎(D) 
http://members3.jcom.home.ne.jp/jazz.ko-ko/ 

10/13
俺の割烹/俺のフレンチTable Taku
Nori Ochiai solo
http://www.oreno.co.jp/restaurant/


10/14
赤坂 Tonalite 8:00pm
Hiroko Kanna (vo) Nori Ochiai (pf) 仲石祐介(ba) Jun Saito (ds)
http://www.akasakatonalite.com


10/15
俺のイタリアンTOKYO/俺のフレンチTOKYO
ランチ with 遠藤裕香 vocal
http://www.oreno.co.jp/restaurant/

俺のフレンチTable Taku

ディナー Nori Ochiai solo
http://www.oreno.co.jp/restaurant/

10/18
俺のイタリアンJazz
小美濃悠太 bass
http://www.oreno.co.jp/restaurant/

10/19
高田馬場 Hot House  9:00pm
H. H. スペシャル
片岡雄三 trombone  のり・おちあい piano  
東京都新宿区高田馬場3-23-5リベラル高田馬場B1 
早稲田通り沿い、シチズンセンター向かい。 
03-3367-1233

10/20
銀座 Velera by C0000  1st 7:30pm, 2nd 9pm
Nori Ochiai New York Connection
Rhythm Challenge 

Nori Ochiai piano   高木遊馬 bass 安井鉄太郎 drums
http://velera.tokyo
変拍子系のグループ。

10/21
六本木 KNOB  7:30pm
サウンドクルージングミナト
マイク黒宮(Vo) 深山エダ
(Vo)   ノリ落合(P)  岩崎悠太 (B)  HAL斉藤 (Ts)
http://livehouseknob.blog.fc2.com

10/22 
俺のフレンチYOKOHAMA
ランチ  Nori Ochiai solo
ディナー with 中江裕気 tenor sax
http://www.oreno.co.jp/restaurant/

10/23
俺のフレンチYOKOHAMA

ランチ  Nori Ochiai solo
ディナー with YURIE vocal
http://www.oreno.co.jp/restaurant/


10/25
高田馬場 Hot House  9:00pm
H. H. スペシャル
天野昇子 vocal   のり・おちあい piano  
東京都新宿区高田馬場3-23-5リベラル高田馬場B1 
早稲田通り沿い、シチズンセンター向かい。 

10/26
銀座 No Bird   1st 7:30pm  2nd 9:00pm 
天野昇子vo ノリ・オチアイp 井上陽介b 小泉高之d
http://www.no-bird.com


10/27
神田 Tokyo Tuc  1st 7:30pm 2nd 8:50pm
天野昇子vo 笹島明夫gt ノリ・オチアイp
http://www.tokyotuc.com


10/28
銀座 No Bird 7:30pm
佐藤ことみsession live
佐藤ことみ(ds) パトリック・ムーディ(tp) アンディ・ベヴァン(ts) ノリ オチアイ(pf) 鉄井孝司(b)
http://www.no-bird.com


10/30 昼
池袋  天野昇子ワークショップ 12:00pm-3:00pm
ノリ・オチアイp

10/30 夜 
熊谷コルドバ  6:00pm

鎌倉淳 (alto sax) group 
http://www.bar-sugomori.jp/live.html 
048-522-6955 

さいたまスーパーアリーナ

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様々なドラマ、ストーリー、バックボーン、歴史を背負った人間同士が、リング上で相対する。
試合時間がわずか6分くらいだとすると、約1日の1/240、1年の87,600 , 80年生きるとしたら、人生のたった1/7,008,000, たった約1/700万だけ交わる、すれ違うのか、、、 そこでもの凄い化学反応が起こる。

このたった一瞬、だけど恐ろしく密度の濃い一瞬のためにどれだけの事を犠牲にしてきたのか、どれだけ泣いてきたのか、どれだけ戦ってきたのか。

超一流のファイター達が入場しただけで、お腹いっぱいになるし、涙が止まらない、、、

音楽でも、他の世界にも似たような事を感じるけれど、そういう超一流の人間が登場すると、会場の空気が一気に変わってしまう、何か神聖な空気になる。それを見守る多くの人間達が同じように感じて、空気を変えてしまうのだろうか。そして期待感で会場が破裂しそうになる。その時点でもう両者勝者で戦わなくていい、とさせ感じさせられてしまう。こういうところはテレビでは絶対に感じられない、その場の空気だけが教えてくれるのだと思う。

そして、本当に命がけで苦しみ抜いてきた人間にしか魅せる事のできない、安堵も混ざった勝利の笑顔。
本物のアートで、涙無しに見れないな。


今日も素晴らしい感動をありがとう!!!






 

Renee Neufville


よくブログなどで、「歌褒められました」みたいな事ばかり連発すると、読む人を疲れさせてしまう事もあるかな、と感じさせられる事もありますが、今日のブログも自慢話的な部類に入ってしまい痛い可能性もありますが、自分にとってとても数少ない心に残る経験だったので、書かせてもらいます。これより先読んでいただく方は自己責任でお願いします(笑)


あれは2008年前半くらいだったかな、結構暖かったと思う。
当時、マンハッタンのビレッジにあるイタリアンレストランで毎週演奏してました。

日本でもレストランギグでは、お客さんは基本的に音楽を聴く事でなく、食事をする事がメインなので、「あまり聴いてもらえなく騒がしい中で演奏するのは難しい」という様なミュージシャンのセリフをたまに耳にしますが、ニューヨークでのレストランギグはその比ではなく、何十倍も騒がしく、音楽は完全に無視され、演奏している人間の存在さえ知らない人も多いくらいだと思う。

まぁどんな状況でも、そんな状況でも一人でも聴いてくれてたらその人のために、誰も聴いてくれてなくても、自分のため、自分の目指すところに少しでも近づくために、ただその時の自分のできるベストを目指す、という心構えはその頃植え付けられたと思います。

だいたいいつも、そんな日本ではちょっと考えられないような程、ある意味厳しい環境でひたすら演奏してましたが、ある日、一曲終わったところで1人の女性がピアノのところへやって来て、「あなたのピアノは、みんな涙流さずには聴けないわ。あなたのためだけにMy Funny Valentineを歌わせてもらいたいわ。」といって、耳元でホントに自分にだけ聴こえるくらいのささやくように、そして突き刺さるように歌ってくれました。

その騒がしいレストランの大部分の空間とはまるで別世界で非現実的な空気が流れてた気がしました。歌い終わって、お互いに「ありがとう」と言って、彼女はテーブルに戻りました。

その時のセットが終わって、彼女のところにお礼を言いに行って名前を聞こうとすると、一緒にいた彼女の友人が「彼女はRoy Hargrove's RH Factorで歌ってるとても有名なシンガーよ。googleすればすぐ分かるわよ」とだけ教えてくれました。とても失礼ながら、RH Factorというバンド名すらよく分かってないくらいでしたが、家に帰ってyou tubeでみたら、このRenee Neufvilleというシンガーだった事が分かりました。

ホントに非現実的でまるで映画のワンシーンのような感じに思えましたが、 自分にとって最高のプレゼントで、多分今後もずっと忘れない瞬間でした。




 

佐藤洋祐さん

yosuke sato
今日は佐藤洋祐さんの講演会、トーク&ライブに参加させていただきましたが、

やっぱり改めて洋祐さんは凄かったし、その場に参加させていただき、貴重な体験させていただき幸運でした。ためになる面白い話も満載で、ミュージシャンとしてだけでなく、ど素人としての自分もとても楽しまさせていただきました。


あまり活字にするとださくなってしまうので、偉そうに能書きたれたくないですが、凄いな、素敵だな、と感じさせられた事をちょっとだけ伝えさせてください。
 
何が凄いって、色々あるだろうけど、やっぱり一番はジャズスピリッツ、マインドなんだと思いました。
日本にも楽器がめちゃくちゃ上手い人は沢山いると思うけど、周りの人間をジャズな気持ちに無理やりにでもしちゃうくらいの、そんなパワーを持った人はかなり少ないんじゃないかと思います。どんなに技術があっても上手くても、やっぱりそこがないとなかなかジャズになりにくいのではないかと思います。やっぱり表面やスタイル、形式的なものでなく、マインドとか内面が大事なのかな。

ジャズを聴くってそんな難しことじゃない、知識とか関係ない、楽しいかどうか、やっぱりシンプルなエンターテイメントなんだ、歌なんだなって思わせてくれる気がしました。


洋祐さんが元々そういう物を持っていたのか、ニューヨークで得たのか、分からないけど、 まぁ多分両方なのかな、と思いますけど、それは音で感じたいから、あえて聞かないですけど。まぁもしかしたらご本人も分からないかもしれないですね。

素晴らしいスタープレイヤーなのに、主役でいながら同時にまるで最高の脇役のようにメンバーをsupportiveに盛り上げる、 チームプレーも凄く、そういうところも正に僕がニューヨークのベテランミュージシャンから感じさせらたところと共通していて、思いだされました。

洋祐さんのお話や参加者からの質問でも、運があったとか、引き寄せるとか、という話があったけど、やっぱり運があったとか、ラッキーとかというより、実力、才能ある人のところに運が追いかけてくるものなのかな、とも感じさせられました。運も実力のうち、とかいう言葉もあるけど。

『グラミー賞には感謝してるし、ありがたいけど、そのために音楽やってきたわけじゃないし、ある意味どうでもいい』みたいな話もとても共感させられました。


洋祐さんのように本物のジャズスピリッツを持った人が、日本でそれを惜しげもなくシェアしてくれる、広めてくれる、というのはとても有り難い事で、より多くの人に彼の音楽、ジャズの気分を味わって欲しいと感じました。




 

今後のリーダートリオギグの予定

先日のNo Birdでのトリオギグでは温かいサポート改めてありがとうございました。
ちょっと先(といってもすぐ当日になってると思います)ですが、もっと早く告知してほしいとリクエストしてくださった方もいらしたので、お知らせさせてください。

11/12 千葉みなと clipper
with 櫻井郁雄 bass   Gene Jackson drumswith Ikuo Sakurai, Gene Jackson 3


12/20 銀座 No Bird 
with 寺尾陽介 bass   Gene Jackson drums
44 AM


素晴らしいメンバーとの2日で、最高のサウンドにします。今からとてもワクワクします。
是非よろしくお願いします! 

ふさわしくない環境

我慢、というのも確かに大事で、特に日本ではその我慢が重んられたり、美徳とされるところがある。
でも、あまりに自分にとって相応しくないと思われる環境、仕事、人間関係にはどこかで諦める必要がある事もあると思う。 それを切らないと、もっともっと相応しい新しい人、環境との出会いが訪れるスペースが空かないから。

Duo

気がつくと、意外にもDuoの仕事が結構続いたり、多い。
歌、サックス、ギター、トロンボーン、などなど。

楽器によって、またその相手のスタイル、キャラクターによって、求められる事、行き先が
全然変わってくるから、かなりの順応性やボキャブラリー、センスなどが要求されると思う。
正直なところ、恥ずかしいところだらけな反面、自由な楽しさも多いし、課題もいっぱい与えてもらえるので、やりがいもある。

こんな自分でも一応必要として声かけてくれる人達がいて、とてもありがたく感謝です。 

やっぱり

上手くいった時は周りの人のおかげだったり、ラッキーだったんだろううけど、一番ダメな時の自分が本当の実力なんだと思う。 
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