ジャズピアニスト Nori OchiaiのBlog

音楽、その他を通して日々感じる事や活動状況。

2018年12月

個性

本当に正直に自分の人生を生きていいれば、個性というのは勝手に出てくるのだと思う。
でも、それはそんなに簡単な事ではないな。

QUEEN

イントロの一瞬だけでもドキッとさせられるような曲もある。
頭で聞いてしまえば、どこにでも存在するような特別珍しくもなんでもないコード進行なのに、心にはどこにも無い、まるで今まで聴いた事ないようなハーモニーのように響く事に改めて驚く。

何故だろう?
やっぱりコピー、真似ではなくオリジナルだからなのかな。

どこにでもあるような、誰もが見慣れたような当たり前の物、素材だけを使っても、まるでどこにも存在しないように聴かせられる、魅せる事ができるのが本物のアーティスト、表現者なのかな。

 

キャサ夫's Blues

昨日のシンガー、キャサ夫さんの馬車道系オリジナル曲の語りで「もしも許される事なら〜」の節に、オーナー、アキさんすかさず「許すわけないだろ」だったので、

次コーラスで自分は思わず「許してあげてよ!」
にした。

ちょっとアメリカでのブルースのやり取りを思い出しましたよ 笑

騙し?

共演者の方に、「次は何かCでバラードでも(タイトルは浮かばず?言わずに)」と言ったら、「えー、本当かな?」と疑われてしまった。
そんなにいつも騙してるのだろうか、、、

Nancy Wilson 3


出会った頃、彼は殆どインストばかり聴いていて、いつもコルトレーンとかモンクの音楽の話ばかりだった。自分の方がヴォーカリストのアルバムの話とかしていたくらいだと思うけど、その中でNancy Wilsonのあのアルバムが2人ともとても好き、という事で盛り上がった。

この曲もセッションした事あったけど、後にレコーディングしていて、なんかNancyへの想いもあって嬉しくなった記憶があったけど、今回また聴いてみた。

今改めて聴くと、温かくて個性も強い素晴らしい声だな。思わず、もろ素人的な“歌上手いなぁ”というフレーズも出てきてしまう。自分が出会った当時は勿論世界中どころかアメリカ国内でもまだ知られてなかった、けど歌自体はすでにある意味今と遜色無いくらいカッコよかった。そんなローカルでも無名なシンガーも沢山いた事(今もいる)を今考えるとやっぱりNYって凄いところ、別世界だし、そんなシンガー達と演奏できるような有難い環境にもついつい当たり前になってしまっていて感謝が足りなかったな、と改めて思わされる。

このJoseによるNancyへのトリビュートのような録音は、色々想わせてくれるし繋がる、自分にとっての特別な存在。


 

Nancy Wilson 2

ニューヨークに住んでいた時、NancyのコンサートがあってもSold Outになってしまう事も多く、中々チャンスが無かったけど、多分もう10年近くたってしまっただろうか、 一度だけリンカーンセンターAllen Roomで観ることができた。

その時すでに身体の状態も万全ではなかったみたいで、ずっと座りながら、歌詞も一応置いてました。声がベストの状態には程遠かった事も疑いようもなかったけれど、それにもかかわらず、というかそんな事全く関係無いくらいに力強くストーリが突き刺さってくる事に驚き、感動させられました。

まるで畳の部屋の布団の中から上半身だけ起き上がって、孫達に囲まれながら、色々なストーリーを語る、というか囁いているかのようで、声はかすれていてもメッセージの力は強い。身体は弱っていても凄く強いStory Tellerだった。

音楽は技術が全てでもないし、それで優劣をつけるわけでもない。時には声が充分に出ていなくても伝わってくる。でも、やっぱりそれは一度極めた人達だからこそなし得る事なのかな、と強く感じさせられた。
 

R.I.P. Nancy


JAZZってSEXなんだ、と最初に教えてくれてのが、この録音だった。

New York行ってすぐの頃、それを感じさせられやすいような状況の中にいたのかもしれない。

your eyes don’t shine like they used to shine〜

あまり気軽にはR.I.P.とか言えないけど、Nancy WilsonはOne of my favorite singers of all timeで、自分にとって特別な存在でした。色々なシンガーと共演して、音楽的な好み、センスなど合うような気がした時に聞いてみると、大抵彼女、彼らもNancyの歌がとても好きな事が分かり、やっぱり、と思わされる事も多かった。

このバラード曲はいつ、何度聴いても、スリルを感じ、ドキドキせずにはいられない。ピアノのJoe Zawinulのコンピングが凄まじく大人な色気、品、繊細さ、大胆さ、優しさ、我慢強さ、、、、で、最初のアルペジオを聴いただけで、もっていかれてしまう、やられてしまう。

JoeのピアノとNancyの声が正に、音で愛し合って、もの凄く高い次元で感じ合っている。お互いを深く深く知り尽くし、と同時に、「え、まだこんな知らなかった魅力が相手にあったんだ」と、想像をはるかに超えて気持ちよくさせられる事にドキっとさせられ、それが声に現れ、またその声に刺激を受け、インスパイアされて、さらにスリルある音、フレーズが出てきて、それがまた〜、とエンドレスな刺激のスパイラル。まるで何十年も寄り添う夫婦が、決して惰性にならずに、いつも新鮮にお互いにドキドキさせ続けるような、そんな最高なSEXなのかもしれない、と思わされた。物凄い音はやっぱりそれくらいミラクルなのかもしれない。

Miles Davisも自伝にも、”Never felt better than that with clothes on” の様な表現があったし、

「音楽のパートナーを探すのは結婚相手探すより難しいかもしれないわね」と共演したシンガーが言ってた事もあるけど、まさにそういう次元なのかもしれない、と思わされてしまうような、、、、、
自分にとってはそんな音。


このスリルはこれから何千回聴いても全く褪せることは無いと思う。

ずっと忘れられない最高の歌をありがとう!
R.I.P. Nancy Wilson
 

先日のイオンモールで

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自分のオリジナル曲、Sambopを演奏してほしい、というリクエストを事前に事務所を通じてくださった方がいらっしゃいました。

ステージ上でリーダーの鎌倉淳さんが、「リクエストくださった方、いらっしゃいますか?」と聞いてくれましたが、どちらにいらっしゃるか確認できませんでした。

演奏終了後、スタッフの方がメモを手渡してくださいました。

直接お礼を言いたかったけど、とても心温まるメッセージを残してくださってありがとう!

 

12月 Schedule

12/2
俺のフレンチ東京
http://www.oreno.co.jp/restaurant/ 

12/4
四ツ谷ダイヤモンドクラブ
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12/7
立川JESSE JAMES7:30pm
五十嵐正剛(ts)加塩人嗣(as)
Nori Ochiai(p)高梨道生(b)Jun Saito (ds/per)
http://jessejames-tachikawa.music.coocan.jp/index.html  

12/8
幕張イオンモール
鎌倉 淳 Quartet
鎌倉 淳 alto sax   Nori Ochiai piano  高木遊馬bass  斉藤純 drums
http://jessejames-tachikawa.music.coocan.jp/index.html  

12/10
俺のやきとり銀座9丁目
http://www.oreno.co.jp/restaurant/ 

12/11
俺のフレンチ横浜
http://www.oreno.co.jp/restaurant/ 

12/12
俺のフレンチ東京
http://www.oreno.co.jp/restaurant/ 

12/13
六本木CLAPS
鎌倉 淳 Quartet
鎌倉 淳 alto sax   Nori Ochiai piano  高木遊馬bass  斉藤純 drums
http://jessejames-tachikawa.music.coocan.jp/index.html  
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12/15
俺のフレンチ銀座コリドー街
http://www.oreno.co.jp/restaurant/ 

12/16
俺のフレンチ横浜
http://www.oreno.co.jp/restaurant/ 

12/19
俺のフレンチ東京
http://www.oreno.co.jp/restaurant/ 

12/20
高田馬場HOT HOUSE
高田馬場 Hot House  about 8:00pm open,  about 8:30pm start 
H. H. スーパー Trio
のり・おちあい piano  安井鉄太郎 drums  キャシーキャサ夫 vocal  
東京都新宿区高田馬場3-23-5リベラル高田馬場B1 
早稲田通り沿い、シチズンセンター向かい。 

12/21
俺のフレンチ銀座コリドー街/俺の割烹銀座本店
http://www.oreno.co.jp/restaurant/ 

深夜
関内 A.B.SMILE  24:00 
Jam session    
安東昇bass  Nori Ochiai Piano  安井鉄太郎 drums
http://absmile.jimdo.com 


12/22
俺のフレンチ横浜
http://www.oreno.co.jp/restaurant/ 

12/24
熊谷CORDOVA 6:00pm
鎌倉 淳 Quartet
鎌倉 淳 alto sax   Nori Ochiai piano  高木遊馬bass  斉藤純 drums
http://blog.livedoor.jp/cordoba_sugomori/sugomori_live_201809_omote_o.pdf?fbclid=IwAR202Kk60Cst9VKIyi7Cr-nP955CdcJZQz-ke3LLobUpZTUXUBATbfVreiE

12/31
さいたまスーパーアリーナ
witnessing メイウェザーvs那須川天心 

だんだんこういう時代に

なってきてる、と感じる。

日本の文化は体裁を大事にする、本音をなかなか表現しない事も多い、から外国人から見ると、何を考えているのか不安になったり怖くなる事もあるのもよく理解できる。

そして、インターネットが普及して、実際の、本物で無いうわべの人間関係というのもより大きくなってきてると思う。

自分はFacebookの100個の”LIKE”より本物の、本音の”LIKE”を大事にする人間でいたい。
 
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