確か昔のジャズミュージシャン、どなたかのクオートで、
「不幸以外の何物も求めなければ、わずかばかりの幸福が訪れるかもしれない」 というのが
あった。

練習なんかもやっぱりちょっと似たところあるように思える事もある。


こんな事絶対無理だ、できるわけないな、と思いはしながらも、しばらくがむしゃらに練習してみる。そして、やっぱり自分には無理だな、と思いやめてしまう。でもそんな事も忘れた頃に、自分でも気が付かないうちにそれを弾いてしまっている事がある。

あるいは、こんな事絶対無理だな、と思っていてトライすらしなかった事が、ある日には、「いや、できるかもしれない」に変わっている事もある。初めの時点では自分とは繋がって見えなかったけど、そこが何とか見えるようになるまでの必要なツールを回って回って回って身に付けた時にそう感じれるのかもしれない。


いずれにしても、過去にもがいていた時の自分からの、忘れた頃のささやかなプレゼントかもしれない。