このブログに対して色々な意見をいただいてますが、賛否両論どんな事でも何か考えていただけたり感じていただけるのは有難いです。

お店や客に注文つけるべきでない。“いい音楽には、いいリスナーが自然に付いてくる”
 という様な意見もたまに耳にしてきました。果たして本当にそうなのでしょうか?

音楽のクオリティと集客は全く関係ない」と言い切るクラブオーナーの方達も知ってます。知名度もかなりあって、実力もある人のライブでも、全然人が入っていない事も珍しくない、という事を考えた時、そんな綺麗事で良くなっていくのかな?とは感じます。



ニューヨークに行ってしばらくした頃、もう
10年以上前でしょうか、パリに乱立する日本食レストランの問題点がニュース取り上げられていたのを観た事があります。



ニューヨークにも沢山の日本食レストランありましたが、多くは日本人でない人による経営(
勿論、日本人なら良くて、そうでないとダメという偏見は持ちたくないですが)で、中々びっくりした事もありました。多分パリも似たような状況だったのではないか、と思います。

あまり美味しくない、というレベルではなく、
食中毒を出すお店も多く、生魚を扱う日本食は危険とか、日本食全体に悪いイメージが広がってしまう事、ちゃんとしたお店が迷惑する事など危惧し、訴えている日本人グループがいました。

彼女達は、
自分達で日本食レストランを回って独自に安全ステッカーを貼ったりして、お客さんに安心して食べてもらいたい、日本食の良さを知ってもらいたい、という事で活動している、という事でした。

確かに誰が何処で、何にいくらお金や時間を費やそうが、
自己責任でお腹をこわそうが勝手で、誰かに文句言われる筋合いはないのかもしれません。でも真剣な料理人にとっては、そんな状況が好ましくないのは当たり前の事ではないでしょうか?

本当の日本料理を知らない人が多く、デタラメも沢山はびこる中で、“ただいい物を提供していれば、自然にいいお客さんが集まるさ”
 と言っていられるでしょうか?本当に日本料理に愛情や誇りがあったら、そんな風に思えるでしょうか?それで本当に良くなっていくのでしょうか?

自分はそうは思いません。良いものを求めるお客さんが多ければ多いほど、
多くのお店が正当な評価受け、そこで競争が起こる中で、よりクオリティの高い物が生まれる可能性が大きいのではないか、と思います。

アメリカでも世界的にも、
若者でジャズを聴く人が少なくなってきていて、ジャズ文化はどんどん衰退していく傾向にあるようにも見えますが、自分はジャズが世界で、勿論日本でも少しでも良くなって欲しいな、と思います。



確かにお店やリスナーに注文はできないかもしれません。


でも、もし「詳しくないけど、ジャズを聴いてみたい」「本当は?いいジャズを聴きたい」とか、何らかの理由でださそうなイメージ持ってしまっているけど、「もしジャズが楽しい、かっこいい音楽だったら聴いてみたい」という人達が少しでもいいジャズ経験できるチャンスがあったら、いいジャズを本当に楽しみながら応援してくれる人が少しでも増えてくれたらいいな、とは強く願ってます!