JAZZってSEXなんだ、と最初に教えてくれてのが、この録音だった。

New York行ってすぐの頃、それを感じさせられやすいような状況の中にいたのかもしれない。

your eyes don’t shine like they used to shine〜

あまり気軽にはR.I.P.とか言えないけど、Nancy WilsonはOne of my favorite singers of all timeで、自分にとって特別な存在でした。色々なシンガーと共演して、音楽的な好み、センスなど合うような気がした時に聞いてみると、大抵彼女、彼らもNancyの歌がとても好きな事が分かり、やっぱり、と思わされる事も多かった。

このバラード曲はいつ、何度聴いても、スリルを感じ、ドキドキせずにはいられない。ピアノのJoe Zawinulのコンピングが凄まじく大人な色気、品、繊細さ、大胆さ、優しさ、我慢強さ、、、、で、最初のアルペジオを聴いただけで、もっていかれてしまう、やられてしまう。

JoeのピアノとNancyの声が正に、音で愛し合って、もの凄く高い次元で感じ合っている。お互いを深く深く知り尽くし、と同時に、「え、まだこんな知らなかった魅力が相手にあったんだ」と、想像をはるかに超えて気持ちよくさせられる事にドキっとさせられ、それが声に現れ、またその声に刺激を受け、インスパイアされて、さらにスリルある音、フレーズが出てきて、それがまた〜、とエンドレスな刺激のスパイラル。まるで何十年も寄り添う夫婦が、決して惰性にならずに、いつも新鮮にお互いにドキドキさせ続けるような、そんな最高なSEXなのかもしれない、と思わされた。物凄い音はやっぱりそれくらいミラクルなのかもしれない。

Miles Davisも自伝にも、”Never felt better than that with clothes on” の様な表現があったし、

「音楽のパートナーを探すのは結婚相手探すより難しいかもしれないわね」と共演したシンガーが言ってた事もあるけど、まさにそういう次元なのかもしれない、と思わされてしまうような、、、、、
自分にとってはそんな音。


このスリルはこれから何千回聴いても全く褪せることは無いと思う。

ずっと忘れられない最高の歌をありがとう!
R.I.P. Nancy Wilson