ニューヨークに行く前に分かっていた事、半信半疑だった事、ニューヨークに住み始めて、勉強、活動しながら、少しずつ感じたこと、何年か経って分かったこと、5年くらい経って、ある程度理解感じるようになった事、まだ半信半疑だった事が、10年のうちの後半で確認作業ができて確信に変わっていったことなどがあります。今までも、そして今後も書いていくのは、本やレコード、インターネットの情報からのものや、頭で考えたりしたものでは無く、あくまで自分で身体で観た、感じた経験に基づいての事です。

勿論まだ分からない事も沢山あるだろうし、あくまで自分なりの解釈、意見なので、 その辺を考慮しながら自由に受け止めていただいて、何かしらの足しになってもらえたら嬉しいです。


まず、ジャズに限らないと思いますが、大雑把ですがアメリカ音楽を多くの日本人が演奏するとちょっと違ったものになる、という印象は多くの人が持った事があるのではないか、と思います。

自分なりには、大まかに2つの理由ですが、
1つは、リズムの基礎的トレーニングが日本では広まっていなく、訓練することが難しい。
アメリカではそれを指摘したりアドバイスしてくれる人が沢山いる。いい例、悪い例も多いから分かりやすい。


2つ目は、マインドや文化的な違いによるものです。
日本では目上の人が違う意見言ったりすると、「おっしゃる通りです」のような態度をとる事が少なくないと思います。一言で言えば、”自分を捨てた協調性” これはある意味、日本人は世界でもだんとつではないか、とも思います。

アメリカではこういう事は少ないし、逆に悪い事、とさえ思われることもあるかもしれません。
自分の意見、考えをしっかり持つことが大事。それが大前提での意見交換、議論だと思います。

リズムにも同じ要素を感じます。誰かが誰かに頼ったり、自分を捨てての協調ではなく、
一人一人が強く独立してぶれない主張を持っていて、その上での会話、アンサンブル。それぞれの顔が見えないような会話、コミュニケーションではどんなに頑張ってもスイングしない。

だからこそダメなになる時もあるし、その変わり歯車が噛み合った時にはグルーヴするし爆発的なものになるのではないかと思います。