ジャズの演奏に対して、”音数が少なくていい、少ないからいい” というのは、たまに聴くフレーズですが、それに付随して、音数が多い演奏をちょっと否定したようなニュアンスもよくある気がします。


汚い音で音数が多くて内容が悪ければ疲れるだろうけど、音数多くて素晴らしいものも当然あるでしょう。少なくて、足りない、頼りない、つまらない、という事もあるでしょう。

”弾きまくって凄い” より ”弾かなくて凄い” という方が音楽的により難しい、より経験、センスが要求されるかもしれない、とは思います。

音数が少ないからいい、多いからだめ、という事ではないし、
(表面的には)複雑で分からない、理解できない=良くない音楽と思い込む、決め込んでしまう様にはなりたくないな、と自分は思います。