タケルの涙は重かったな。
日本人同士であそこまで世間を巻き込んだ試合って、、、
辰吉vs薬師寺に匹敵するくらいじゃないかな。思い出さされた。

自分にとっては両選手共に勝者で敗者がいない試合で、ああいった試合になると、勝敗とか技術とか、もうどうでもいいし関係なくなってしまう。何よりそこに拘って命賭けて挑んでいるのだろうけど、受け取る側にはどうでもよくなってしまう。

ジャズでも、凄いものに圧倒される時は、もう音色とかフレーズを聴いてるわけじゃない、もうそんなのどうでもいいし何でもいい、って思わされるのと似ているもかも。

命賭けて追及してきた事がどうでもよくなってしまう。どうでもよくなる、というステージに到達するために必要なのだろうか? 捨てるために身に付けなくてはいけないものもあるし。自分にとってはそういうものが本物のアートなのかな。