ジャズピアニスト Nori OchiaiのBlog

音楽、その他を通して日々感じる事や活動状況。

日本のジャズシンガー

日本ジャズシンガー番外編

これはそのまま単語置き換えるとジャズシンガーブログになってしまいそう、、、
“ボクシング好きにとっては腹立たしい“”

物事の本質を楽しむ人が多ければ起こらない現象かな、と思います。
本質を感じない人は、
(ボクシングで言えば)技術、実力、(ジャズならそこにテイスト、フィーリングなども追加されると思う)について触れる事は無く「人を呼べるのが実力」と一点張りな事も多い。


日本のジャズシンガー 21

先日移動中の車内のテレビで偶然、小林幸子さんが歌ってて、ふと気付かされた。

表情、仕草が日本の多くのジャズシンガーみたいだ。いや逆か?
多くの、日本ではジャズシンガーと言われる人達が、小林幸子さんみたいなフィール、ニュアンスでジャズの曲を英語で歌ってるという事かもしれない。本当のというか、自然なジャズシンガーには無いフィーリング、ニュアンス、が沢山溢れ出てきてしまっている。

本当のジャズシンガーには決して見られないものだと思う。そういう時に「個性だから」というような意見もありがちだけど、デタラメや間違い、と個性は違うのではないかと思う。 

"Hey What's Up!" と言ってお客さんを迎えるお寿司屋さんみたいなものかもしれない。日本文化のテイストを最低限理解して、その上でエンターテイメントとしてわざとやっているのならまだ個性と言える?のかもしれないけど、もし、その変わってる事すら本人が気が付いていなかったら、日本的フィーリングを最低限習得していなかったら、それは個性ではなく、ただの勘違い、デタラメになってしまう。

ちょっと前に、NY在住のシンガー、天野昇子さんのギグを、アマチュアのシンガーの方が観に来てくれて、「昇子さんの歌も勿論そうだけど、それ以上に表情や身体の動きの一つ一つが日本には無いものに見えました。」というコメントをくれました。実際そういった事を感じてくれる人は、プロと言われるミュージシャンでも、少ないのではないか、と自分の経験からは感じます。まぁそうなると何がアマでプロだかも分からなくもなってしまうというか、もうどうでもいい事にもなってしまうのかもしれないですが。

でも正にそれは、自分が、小林幸子さんの歌を見て感じさせられたのと同じような事だったんじゃないかな、と思います。

やっぱり音楽は文化で、歌はよりダイレクトにそういったものが伝わりやすいだろうけど、

日本に住んで、”普通”に生活していたら、日本語(の音、そこに含まれるリズム、アクセント、フィーリング、ニュアンスなど)、日本の景色、日本のテレビ、日本的な常識、考え方、コミュニケーション、協調性、などなど、数え切れない程のジャズから遠い遠い日本的要素に囲まれてしまい、それが自然に歌から滲み出てくるのは、ある意味当然過ぎる事だと思います。むしろ、そうでない人は、日本では相当変わっている人でしょう。

自分が最初にNYに住む下見のために、1ヶ月マンハッタンに滞在した時、初めて街を歩きながらiPodでRed Garlandを聴いたら、あまりに普通で驚いた。普通というのは凄くない、という意味ではない。いや普通というよりは、自然だったという方が的確なのかもしれない。日本で聴いてたら特別(異質)なものとして響いていたものが、NYの街並にはマッチして溶け込んでいるように思えました。なるほど、こういった景色(文化)から自然に出てきたものなんだ、とその時強く思わされました。ヨーロッパの自然を見てクラシック音楽が聴こえてきそうとか、日本海を見て演歌が聴こえてくる、とかいうのと同じかなと思います。

ジャズをやる、というのは、歌うとか、楽器を弾く、とかいうだけの話ではなく、英語とかアメリカ文化を理解、吸収する、アメリカ人的性格を理解する、という様な事もかなりの割合で含まれるという事だと思うけど、まずはそこに気付ける事はとても大事というか、そこに着眼できなければ何も始まらないと改めて思います。

それに気付いてないように思われる人が、有名とか実力派と言われる人でも珍しくなく、また違和感無く観れる人も少なくない事は、やっぱりジャズとしては非常に残念な状況かなと思います。

気が付く人が少なければ、文化として良くなっていくことも非常に難しいのではないかと思いますが、少しずつでも良くなっていけたらいいな、と思います。 

『僕達は娼婦みたいなもんだよ』、あるミュージシャンの言葉 ③ (最終回)


どうしていったら少しずつでも良くなっていくのだろうか? 自分なりのアイデアを最後にお話しさせていただきます。

僕達は娼婦みたいなもんだよ①, ②



日本のジャズシンガー的Tube


日本のジャズシンガー 20

反論コメントをいただいているので、前回の補足になりますが、

日本で生まれ育った人には当たり前過ぎる事でも、逆に日本からとても遠い文化の中で育ち、日本に来た事も無い、日本人に触れて生活した事はない、日本語を使う事も無い人にとっては、気付けない事があっても不思議ではないと思います。

例えば日本で育った人なら箸の太い方を持ち、細い方で食べ物を掴む、というのは何も考えずにすると思いますが、日本の文化に馴染みが無い人なら、何の疑問も持たずに細い方を持つかもしれません。逆だと気付けないかもしれません。でもジャズの話になれば私達も笑えないでしょう。

私がどんな人格であろうと、無知であろうと、有名でも無名でも、箸については誰も突っ込む人はいないでしょう。それは皆さんにとって当たり前の事だと認識できるからです。当たり前の事なので、怒ったり、間違っている、と反論する人はいません。

このブログで言ってきたジャズの話もある程度ジャズに馴染みのある人にとっては、それぐらいの話です。

なので、実力あるミュージシャンやジャズを深く愛するファンの方が、怒ったり、反論される事はないのだと思います。彼らにとっては、箸の太い方を持つ、というような当たり前過ぎる内容だからです。
私の実力や知名度があってもなくても、私の事が好きでも嫌いでも、分かる人にとっては、当たり前の事は当たり前です。

突っかかってこられる方は、ご自分が、本物のジャズ、アメリカ文化をどこまで深く経験して知っている(知識、頭ではなく、身体、心、感覚で)のか、馴染みがあるのか、少しだけ謙虚さを持って考えていただけたら、分かりやすいのではないかと思います。


知らない、分からない事は決して恥ずかしい事ではないし、バカにされる事でもないですが、知らなくて偉そうに上から物を言うのは、人としてちょっと残念かな、と自分は思います。
ブックオフオンライン

日本のジャズシンガー 19.9

ブログへの批判、反論について、

最初にお断りさせていただきますが、あくまで主観(自分が感じる実力ある人、素人的な人)と思っていただいて、その上で判断していただけたら、と思います。


実力あると思われるミュージシャンの方々はブログの内容について、「当然の事、誰かが言った方がいい」というような意見をくださる事が多いです。「自分にはできないけど応援はしてるよ」とか、「あまり本当の事言わない方がいい」という言葉は聞きますが、間違ってるよ、と否定される事は全く無いです。自分にとっては当たり前の事書いているだけですし、彼らもそう思うのかもしれません。

シンガーの方でも、実力、経験問わず、真剣に取り組んでるように見える人は、真面目に色々聞いてきてくれたり、考えてくださっているように思えます。何かのきっかけにしてもらえたら嬉しいし、ありがたいです。

逆に、怒りと共に反論されてくるような方々は、自分の知る限りは、自分が書いてる内容に当てはまってしまうようなシンガー、と彼女達を応援するおじさま方、そしてアマチュアミュージシャンで中途半端に頭でっかちになってしまっているタイプの方達が多いように感じられます。

そして、反論される時は、内容についてではなく、「実力、知名度などないくせに、」と、とにかく自分の事を否定して、だからおかしい、と主張してくる、という傾向も共通してるように思え、具体的な音楽の内容について話をするのはとても難しいように感じさせられます。

まさに音や内容以上に、知名度やプロフィールをやたらと重視するような、日本的といえば日本的かもしれないなぁ、とも思わされます。ちょっと大袈裟に分かりやすく言ってしまえば、テレビや、そこに出てる人、有名人はすぐ信用してしまうような、ある意味メディアなどにうまい具合に洗脳されやすいタイプの人達かもしれません。

彼らにとっては、どんなにおかしな事があろうとも(勿論感じないのでしょうが)、そのシンガーがお客さんを沢山連れてきた時点で、そのおかしな事は正当化され、実力がある、という事になってしまい、議論や、考える余地はすでにないようです。

ブログに怒りを覚えるのは構わないですし、無理に読んでいただく必要はないですが、真剣に音楽に向き合いたいなら、少し危機感を持って真面目に考えてみてもいいのではないか、と思います。





 

日本のジャズシンガー 19.8

気が付いたら、もうこのシリーズ書き始めてから2年も経ってました。

その間お叱りコメントや、時には脅迫めいたメッセージに屈っしてしまう事などありながらも、応援してくださる方々もいらっしゃって、一応今まで続けてきました。



確かに、いちいち「アメリカではどうだった」などと言ってもここは日本だし、

「面倒くせー奴だな」「それなら向こうにいろ、なんで帰って来た?」

「実力も知名度も無いオマエが偉そうに言っても、何の説得力も無いし、誰も相手にしないよ」

内容読んでくださったうえで、
「こんな説得力ないブログ誰も読みませんよ」


などなど、数々のご指摘、ごもっともかもしれません。


当たり前の事ですが、発展途上で未熟な自分の事を考えれば、周りの人や事など、とやかく言っている暇などあるはずも無く、自分自身のやるべき事で忙しく精一杯のはずで、

もう本当にこんな事辞めようと思います。

今までお付き合いいただき、ありがとうございました!





























また次回お会いしましょう!



 

日本のジャズシンガー19.7

https://gamp-ameblo-jp.cdn.ampproject.org/v/s/gamp.ameblo.jp/rootwest/entry-11747095835.html?usqp=mq331AQCCAE%3D&amp_js_v=0.1#referrer=https://www.google.com&amp_tf=ソース%3A%20%251%24s

読者の方が、こんなブログを教えてくださったので紹介させてください。
ありがとうございます。

本来あえて論じる必要も無いような当然の事だとは思いますが、自分としては、問題は大まかに言うと、2点あると思います。

素人がプロ並みのお金をとって演奏するという事と、
素人が素人と気付かないで人前で歌ってしまう事、かなと思います。

楽器奏者では、さすがにいないとは思いますが、シンガーの中には、ずっと主婦やヨガの先生などをやっていて、2年前から歌い始めました、という感じでお金とって歌う事に何の疑問も感じない様な方達も結構いるみたいです。

主婦やヨガ自体は何も悪くないですが、さすがにある程度のバックボーンが無く、短期間の訓練で、立派なお金とって人前で歌うなんていうのは、天才でも無い限り有り得ないのではないか、と思います。


 

日本のジャズシンガー19.6

今までにこういったちょっと突っ込んだ内容を書いてますが、草の根的にもやっていこうという思いで、何度かシンガーに話したことがありますが、やっぱり結果は大体同じになってしまうようです、、、

勿論自分がやっぱりうまく伝えれないのだろうし、説明も下手なのだとは思いますが、

基礎的な事、その難しさ、厳しさ、などまるで分かってなく、自信やプライドだけは持ってしまっている人(音楽的にはど素人だけど、大きく勘違いしてしまっている人)にストレートに話してしまうと、やっぱりただ非難、中傷された、としかとられないという可能性が極めて高いようです。


もっとも周りのミュージシャンで、「分からない人に話せば当然そうなるやろ、時間の無駄じゃ」のように言う方達もいますが、やっぱりそうなのかもしれない、と改めて感じる自分も懲りないというか相当バカだな、とは思いました、、、、、、


最近、長年知ってるシンガーのライブに、頑張ってるかな、と応援したくちょっと顔を出してみました。

ピッチがとても不安定でコンスタントに大事なところで何度も同じように外れてしまう。リズムがはまらない、噛み合わない。フィールは伝わってこない。声が最低限にも程遠く出てない。

これは以前からも知りつつ、友人として余計なお世話ながら遠くから見守っていたけど、やっぱり予想を大きく上回って辛いものでした。


これだけでも、人前でプロ並みのお金とって歌うというのは、非常に大きな問題でまずいのではないか、と思わずにいれませんでした。勿論ジャズになる、ならないという次元ではないし、それ以前に、何を歌うにも大きな課題、障害があると感じました。人それぞれの好み趣味、といったレベルの話ではないでしょう。


ただ、そういった音楽的内容でいながら、かなりお酒もまわっていて歌どころかMCもしどろもどろ。
色々見たところ、たまたまではなく、それがまさに彼女の音楽に対する姿勢であると納得もさせられる気もしました。

日本一高級とも言われるようなエリアで高いお金を取って、悪びれる事無くそんな内容で歌えるシンガー、そして大金を使ってそれを応援できてしまう人もいる、という現実を見ました。

自分にとって関係無い人なら、どうでもいいので、あたり触らなければいいのだろうけど、長年知ってる友人として、あまりに残念だし可哀想とも思ったので、伝えみた。

すると、突きつけられた答えは、“分からない人には、やっぱり分からない“という事だった。

「勿論自分はまだまだだとは思う。でも自分が自分を見捨てたら終わり。素敵だと褒めてくれる人、ミュージシャンもいるよ」というように返された。


まぁあり得ないけど、もし例えばモデルとか人前に出る人が、もし顔にゴミなどが沢山付いていてそれを指摘されたら、同じような言葉は絶対にあり得ない。ゴミが付いてるのに、「自分で自分を見捨てたら終わり、褒めてくれる人もいるよ」とは絶対にならないでしょう。

自分が言った事は、小学校の算数を勉強、理解しないで、数学を教えてお金とるのはまずいよ、まず足し算引き算は勉強した方がいいよ、という事。

人前出るために最低限の努力しなければいけないのはどんな世界でも当然すぎる話で、そこで見捨てるとか見捨てない、褒めてくれる、とか言う事自体がピントずれ過ぎでしょう。

そんなモデルも数学者もどこ探してもいる訳ないけど、何故その手のシンガーだとそうなってしまうのか。 それは”何言われているのか分からない、音楽があまりに分からない“ という事に尽きるのかな、と思います。


ピッチが弱く何度も同じ失敗を平気でしてしまう。ただのミスではなく、ずれに気が付けない。
声が出ない。(人との比較では無く、正しい奏法のトレーニングをしてなく、本人のポテンシャルを出せてない、と思わされる)
リズムが弱い。もっとも仮にリズムセンスがあったとしても、声が最低限出てコントロールできないと、それを表現する事もできないでしょう。

これら歌に大事な3つの要素の、自分の弱いところに全く気が付かずに歌える、そして全く罪悪感無くいいお金や態度をとれる、という状態で音楽的に謙虚になって向上していくのは不可能に近い。

ましてや褒めてくれるおじさん達はいても、こんな指摘される事はない。

今さらながら改めて勉強になったし、難しさを感じさせられた。




 
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