ジャズピアニスト Nori OchiaiのBlog

音楽、その他を通して日々感じる事や活動状況。

一般

東洋太平洋スーパーバンタム級タイトルマッチ

勅使河原
勅使河原弘晶選手の初防衛戦を応援に行ってきました。 

ジャズも小さなところで観ると伝わりやすいところがあるけど、リングサイドの至近距離だと選手の細かな表情など、感じれる事、分かる事が多くて楽しい。

勅使河原選手は前回の試合も観させてもらいましたが、ノーガードで、動体視力、眼で勝負という感じ、そして気持ちの強さが伝わってくるようなガンガン攻めるファイトスタイルはかなりスリリングです。

プライベートイベントで演奏した時に初めてお会いしました。とても温厚で優しそうな第一印象でしたが、実は幼少期には虐待も受けて、少年院にも行かれていた、と後で知って驚きました。そんな境遇にいた少年が、ボクシングに出会い、強く優しい男になっていく、そうさせてくれるボクシング、格闘技の素晴らしさも思わずにはいられない。

ちなみに、先日都内某温泉でお見かけしましたが、さすがに仲間と裸でリラックスしてるところに声はかけれなかった、、、、、



試合後、ボクサーの方達とお話しさせてもらえましたが、身体のダメージ、怪我など付き合いながら戦っていくような事とか聞いて、改めて、戦っているのは目の前の対戦相手だけでないという、気の遠くなるような勝負の世界も感じさせられました。

文字通り、体を削って、命賭けて、全てを犠牲にしながら感動を与えてくれる格闘家達には、いつもリスペクトと感謝の気持ちでいっぱいです。

今日も素晴らしい試合をありがとうございました!!!




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なんとお隣には、キックボクサー、凄腕ジャズドラマーの井川晃さん
手の攻撃も足の攻撃もとても強いです


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(左)元日本ウエルター級1位 大川泰弘さんと
(右)東洋太平洋バンタム級チャンピオン、栗原慶太選手にはさまれて、
とても光栄な一枚。勘違い度は負けない。

俺も戦うぞ!!!笑


ルービンシュタインのショパンを聴きながら、深夜に壮絶なボクシングの試合を振り返りながら書いてると、不思議ととても自然ではまってる気がする。人生、生きる、という事を少しだけ考えさせられるような気分になるな、、、


 

5日連続で

都内の飲食店に勤める友人から、矢沢さんが5日連続いらして、サーブしたと聞いて、とても“らしいな”という感じで、ちょっと嬉しくなった。

気に入ったから、また来たくなった、また来たくなった、そしてまた来たくなった、それだけの事なんだろうな。やっぱり気持ちで、ハートで生きてる人なんだ。

自分にも、会いたいな、と言ってくれた時は、「いつ一番早く会えますか?』のような感じだった。

自分も子供の頃、友達と遊びたかった時はいつも「今から遊べる?、今日これから遊べる?」だった。 来週とか、そのうちではなく、会いたいならすぐ会いたかったんだ。 


社交辞令や、体裁のいい、でも心のない言葉をかけてくれる人は沢山いるけど、気持ちの入った言葉しか言わない、気持ちの入った重みのあるボールしか投げない、パンチしか打たないのは、やっぱり本物の歌を歌う、本物の音を出すような、とても限られた少ない人達、選ばれた人達なのかもしれない。

幸運にも、今までの人生でそういう人達に何人か出逢う事ができて、いつも近くには感じている。でも彼らと頻繁に会う事はない。なぜかは分からないけど、そういうものなのだと思う。


 

色々考えさせてくれた那須川vsMayweather

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今回は特に色々考えさせられた大晦日の格闘技イベントRIZIN。


いつもの試合開始前の全選手(今回は銀座で買い物してたらしいMayweatherを除く)入場シーンの緊張感、ワクワク感結構好き。 

初めての大舞台での試合の選手、毎年のように出場する選手、これからのし上がって行く選手、人生の中でその試合がキャリアのクライマックスになる選手、もしかしたらこれが最後の試合になってしまうかもしれない選手。

今後の人生でこれだけの大観衆の視線を浴びる事も2度となく、試合後には、オハイオあたりで、周りの人間誰1人、彼が何やってたかも知らないようなところで、隣の気さくなおじさん、として平和に穏便に引退後の人生を送る選手もいるのかもしれない。

そんな様々な本来交わる事も無いようないくつもの人生が、世界と比べたら針の穴のように狭いアリーナで一瞬だけ交錯して、火花が散り、化学反応するって凄いな、といつも感じさせられる。



話題の那須川天心とFloyd Mayweatherの試合。
ご存知の方はご存知だとは思いますが、格闘技の中でも最も競技として確立されているボクシングの世界で、20年間負けた事、ダウンした事もなく、5階級制覇のチャンピオンで、今は引退している41歳のMayweatherに日本でキックボクシングの天才と言われているまだ20歳くらいの那須川天心がボクシングのルールで挑む試合。那須川はボクシングの試合した事もない。

メディアは、ボクシング関係者のコメントも使いながら、1パーセントの奇跡の可能性を煽る。そしてMayweatherサイドは、舐めた態度などを強調アピールして聴衆の反感、不快感を煽り、「天心、一発当ててやってくれ!」という気持ちを煽る。

一方、この試合に全く関わってないボクシング関係者、専門家は誰も興味を示していなく、茶番、もしくはそれ以下としか見てないような感じが明らかのように見えました。


音楽やジャズもそうだけれど、やってみないと分からないという事もあるだろうし、ちょっと知ってれば、経験してれば当たり前に分かる事も多いと思う。

正直なところ、自分も音楽の経験からジャンルが違うとどうなるか、というのは多少知ってるつもりだし、ボクシング関係者の見方が答えだというのは、頭で理解しつつも、「やっぱり勝負に絶対は無い」という気持ちを1パーセントくらい持って楽しみにしてしまった部分はあると思う。まぁ素人だし、ボクシングも全く分からないから、仕方ないし、それでいいのかもしれないけど。

そしてエキシビジョンとも謳われていて、Mayweatherもそういった(真剣勝負ではない)発言していたので、3分3ラウンドの9分間、Mayweatherがディフエンスの技術を那須川を舐めながら見せつけて終わり、”勝負“というものとは程遠いものになるのかな、と自分も想像していたし、それでも怒らない気持ちの準備もしていた、、、

しかし、蓋を開けてみると、Mayweatherの軽く打ってそうなパンチで那須川が身体ごと吹っ飛び、普通の格闘技の試合では見たことない様な光景を2分程見せられ終わってしまった。
那須川天心が無事で良かったけど、ちょっとぞっとするような光景でした。

ボクシング経験の無い、違う格闘技選手の那須川が、競技としてしっかり確立されていて競技人口も多いボクシングの世界で、20年間無敗で頂点を極め、その世界のトップクラスの選手が誰も倒せないMayweatherとボクシングで戦わせる、とどうなるか、というのを直球で見せられてしまった気がしました。

専門家からしたら、那須川の選手生命に関わるかもしれない、実力差、体格差の激しい危険過ぎるマッチメイクで、それを宣伝やビジネスのために組んでいいのだろうか、という問いが試合後の自分の頭の中を支配した。選手は奴隷ではないし、試合は見世物ではない。競技を侮辱してもいけない。


真剣にボクシングに携わってきて不快感持たれた方も多いと思う。


主催者、関係者に責任もあるだろうし、少しでもこの試合を楽しみにしてチケット買って会場に行ってしまった自分にも責任あるだろう、と思わされました。

ボクシングの怖さ、格闘技の怖さ、物事を追求していく事のきびしさ、階段は一段ずつ登っていくもので、充分な準備の無いところでの奇跡はまず起きない、などなど、色々感じさせられた、教えられた試合だった。



日本のマスコミ、メディアは洗脳が凄く上手いと思う。ワイドショーもいまだにあるし、芸能人のゴシップに飛びつく人も少なくない。そういうミーハーな日本人の国民性も、それにおどられやすいのだと思う。0.00000001パーセントを3パーセントくらいには見せられる。テニスの選手が卓球の選手に卓球で、もしかしたら奇跡的に勝つことができる、くらいに見せる、思わせることができてしまう。ある意味では凄い。

ジャズでも、そうやって長年フェイクのスター、フェイクの世界的アーティストを作って、本当に日本国内だけでは信じさせてしまう事ができたのは凄いけど、やっぱりそれが文化向上の邪魔を大きくしてきたのではないか、と自分は思う。

結局のところ、やっぱり自分のようなど素人のファンの質、というのが、その文化の向上に一番大事なのかな、と思わされました。良いものを求められて、そういうものが売れれば、それを目指して、良い選手が沢山育ち現れ、結果的にお金にもなる。


そういう意味で、今回とても反省させられたし、ファン一人一人が少しでも日本の格闘技がより良くなっていく事を願わないといけないと思わされました。


人生をかけて戦って魅せてくれた、全選手に、ありがとうございました!





 

2019

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Thank you all for your support, working, being with me last year.
Wish you all a healthy, safe, and wonderful New Year 2019!

新年明けましておめでとうございます。
おかげさまで昨年は素晴らしい年でしたが、2019はより充実した内容の濃い一年になるようにまた、一歩進んで行こうと思います。

皆さまにとって素晴らしい年になるように願ってます!

 

だんだんこういう時代に

なってきてる、と感じる。

日本の文化は体裁を大事にする、本音をなかなか表現しない事も多い、から外国人から見ると、何を考えているのか不安になったり怖くなる事もあるのもよく理解できる。

そして、インターネットが普及して、実際の、本物で無いうわべの人間関係というのもより大きくなってきてると思う。

自分はFacebookの100個の”LIKE”より本物の、本音の”LIKE”を大事にする人間でいたい。
 

誰に対しても

人当たり良すぎる人より、一見ぼっきらぼうだったり、愛想の良くない人の方が正直で信用できることが結構多い気がする。

Paris 1

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かなり時間もたってしまってそろそろ忘れる、いや忘れはしないけど書きます。

前回パリに行ったのは今から10年以上、もう10年も経ってしまっていた、、、、

友人で、自分もバンドに参加していたシンガーのJose Jamesが世界的に有名になる前、まだデビューアルバムも発表になる前、ロンドンで行われたinternational jazz competitionのファイナルに進出する、という事で、その応援に行き、ついでに寄った以来でした。

後で当時の日記もアップしてみようかと思いますが、やっぱりニューヨークに2年程住んだ時に観て感じたパリと、ニューヨークで10年生活し、日本に戻り3年半経った今、再び観たパリ、は同じ街であり、全く違っていた。

ニューヨークから見たパリは別世界、異国だったのに対し、日本から見たパリは、“あ、こんなにニューヨークに似ていて、まるでニューヨークの親戚みたいところだったのか、、、” という印象でした。

同じ場所でも人よって感じ方は千差万別だろうし、人も絶えず変わっていく。街も多少なりとも変化し続ける。そういった意味では、正に今の自分にしか感じれないパリを観た気がしました。

人でも場所でもそうかもしれないけど、出会いのタイミング、という面白さを感じました。

つづく、

きびしいとき

時には辛い事、気持ちの良くない事、あまり見たくない、聞きたくない事など、理不尽な事、言いたい事がある時もある。

吐き出すのは簡単だけど、

そんな時は、気がつくと格闘技の試合のビデオを観ている。
どれだけトップクラスの選手達の心が強いか、言い訳もせずに戦ってきた姿勢など、試合からメッセージとして、伝わってくるような、教えてくれるような気がする。
上に上に行く人達こそ耐えて来た苦しみも多いのは間違いないだろう。

そしてそこから、またジャズの凄い音を聴いて、やっぱり同じような心の強さ、優しさ、大人さ、など感じさせられる。そして自分の弱さ、幼さ、小ささ、教えられる。でも何故か突き放される感じはしないな。

今よりちょっときでも強い人間に、強い音出せるように、、、



 

安全なところでの批判

自分は安全なところで何もしないけど、リスクを背負って勝負している人間に対して、想像力も働かせずに「こうしたらいい、こうすべき」の様に、簡単に意見してくる人というのはどこにでも必ずいるけど、そういう人に接する度に、自分はそうならない様にしよう、と強く思わされる。

何もしないで口だけ動かすよりは、行動して失敗する方がずっとかっこいいと思う。

ありがとう神の子KID!!!

Kid

一番印象に残っているのは、2004年大晦日のビッグイベント “Dynamite”、大阪ドームでの魔裟斗戦。
家でテレビで観戦していると、このスペシャルビッグマッチ前に、その頃よくお会いしていた矢沢さんが突然登場してびっくりしたのだけど、「魔裟斗もKIDも頑張れ!」と花束贈呈してたのを覚えてます。

立ち技のK-1MAXの王者の魔裟斗に対し、レスリングベースの総合格闘家でキックルールはわずか2戦目、しかも2階級くらい小さいKIDが挑むという常識的にはありえないようなカードだったけれど、その試合には多くのサプライズがあった。

KIDは王者の魔裟斗に気持ち的にも全く怯まず真っ向勝負していき、何と最初に魔裟斗からダウンを奪った。その後、魔裟斗による3度の金的キックがあり、KIDのダメージはかなり大きいように見えた。それでも最後まで戦い抜き、結果は魔裟斗の判定勝利。

経験の差、違う競技をメインにしている選手である事、階級も全く違う事などを考慮したら、自分の中ではKIDの勝利と言ってもいいくらいだし、逆に魔裟斗の立場からすれば敗北に近いもので、本当はもっと悔しさを見せるくらいでもいいのでは?と自分の中では思わされた。ただ、そんな事も関係無いくらい戦いの後で、お互いの強さ、気持ち、を感じあえた気持ち良さもあったのかもしれない。魔裟斗は当たり前に強かったけど、いい意味での予想を裏切り続けたKIDのインパクトが強く残る試合でした。

しかし何と言っても一番驚いたのは、試合後インタビューで金的の試合への影響について聞かれ、

「いや、もしあれが喧嘩だったら、やられてしまうから、そんなの全然関係無い。」
という様な内容のKIDのコメントで、とんでもない漢の中の漢だ、と思わされた。ルールに守られた試合では無く、”闘う” ”倒す” 覚悟でリングに上がってたのかな、アスリートというよりは侍なのか、と感じさせられました。

ファンの勝手な意見としては、やっぱり侍同士の倒し合い、をルールやレフェリーに安全面を守ってもらって観れるのが理想なのではないか、と思う。そんな格闘家達に心を揺さぶられる。


当時、数多くのファイター達のコメントや文章読んだりして、本当のトップクラスの人達の心の強さを感じさせられるようになってきて、ああ、ミュージシャンと全く同じなんだな、と思ったりもしてたけれど、そのKIDのコメントは中でも強烈なものでした。


当時、彼らのような格闘家の試合を観てなかったら、自分はニューヨークにも行ってなかったと思います。言葉ではなく、戦う姿勢の中で、背中から、メッセージをもらってた。


「仕事にも困らず順調なのに、何で〜」
「バークリーとか卒業して日本帰って来て、全然仕事無い人いっぱいいるよ」
多くの人が親切心からこの様な事言ってくれて、渡米に賛成、後押ししてくれる人はごく少数だった。

今振り返ると、多くの人が反対というのもいい事だったかな、と思えるし感謝してます。それで、やめようと思うくらいなら行かない方がいいし、どんなに反対されても関係無いくらいなら、やっぱり行くべきだろうし。


渡米直前に矢沢さんと飯行った時に、
「ノリ、これから10年くらいかけてこんな事やっていきたいと思ってますので、ヨロシク」
「矢沢さん、実は俺、NYにジャズを勉強しに行こうと思ってます。」
ほんの一瞬だけ間があり、「そうか、頑張れよ」
シンプルな一言だけだったけど、その中に色々なニュアンス、感情が詰まってた様に聴こえた。ずっと忘れられない。


もしKIDだったら、KIDもやっぱり
「人生一度だけだろ、今やんないでどうすんだよ。大丈夫、おまえならできるよ。」
間違いなくこんな感じだと思うけど、今にも聴こえてきそう。

やっぱり、ずっと勝負し続けて来た男達はかっこいい。
KID YAZAWA
ずっとずっと記憶に残る、永遠に忘れない、超一流のファイティングスピリットをありがとう!!!

R.I.P. 山本“KID”徳郁 
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